ブカレスト(Bucuresti)

(2001年冬)2回目くらいの首都です。

憧れのブカレストへ超特急の旅行
12月12日早朝にブカレストに向けて車で出発しました。途中までは順調に行っていたのですが、バカウを過ぎてから猛吹雪になってしまいスピードをだせずに徐行して行くしか出来なくなってしまいました。しばらく行っても雪がやみそうになく、これ以上行くと身の危険を感じたので、一旦自宅へ引き返す事にしました。
家に着き、いろいろと検討しました。「今日行くのはやめて、明日また車で行こうか」「明日、天候が回復するとは考えられない」「車はあきらめて電車で行こうか」
検討した結果、今度は電車で行くことに決めました。

そもそもこの時期になぜブカレストに行くのかという理由ですが、子供の出生証明のコード番号が記載されていないのでそれをもらいに行くという、ただこれだけの事なのです。

幸い、夜1時21分発の特急のチケットが取れたので、その晩に行くことが出来ました。夜の道を歩いて駅まで行くのは、相当怖かったですが、警察がパトロールしていて、数台のパトカーを見ましたのでこれなら何かあっても何とかなるだろうと思いながら歩きました。駅に着き、水とちょっとしたお菓子を買い、電車を待ちます。時間どおり正確に電車がきます。電車の中はすごく快適で、暖房も程よく効いていて、すぐに眠ってしまいました。(妻は見張りのため起きていました。もちろん途中で交代しました。)途中何ヶ所かの駅に停車し、5時間で無事ブカレストノルド駅に到着しました。午前6時30分です。
駅の構内にあるマクドナルドで休憩しようと思ったら、満席で座る場所がありません。仕方なくタクシーを探し街の中心まで行くことにしました。(探さなくてもそこいら辺に立っている男は大体タクシーの運転手です。強そうな奴はさけて、歳をとっている人などを探すほうが心配が少なくなります。) [Piata Romana]の近くのマクドナルドに入り、明るくなるまでそこで時間をつぶそうと思いました。しかしマクドナルドは高いです。セットの料金が2ドルもします。乗ってきた電車賃が8ドルちょっとです。これが最初で最後のマクドナルドだと思いながら、ハンバーガーを頂きました。次回は、きちんとしたレストランに入ろうと心に決めました。
明るくなったところで、店を出て、警察署セクター1を探し始めました。街角にいる警官に教えてもらい、その通りに行くとありました。受付で出生証明の事を話すと、それは各ジュデツ(県)でやってくれという事でした。そこで言われたからここまで来たのに、またそんなことを言っても・・・・、どうすればいいのか。また逆戻りして、ピアトラニャムツの警察署にそのことを説明しに行かなくてはいけなくなってしまった。しかしセクター1の警官が言うのは、そんなコードが無くても問題ないのではないか、とも言っていた。いったいどうするのがいいのか、また聞かなくてはいけない。振り出しに戻ってしまった。やれやれである。もうこれでブカレストに来た目的が無くなってしまった。

すこし落ち着くために、喫茶店に入り、ウォッカを100g頼む。一口飲んだあと、これからどうするか話し合う。
「帰ろうか」「どこか行きたい所ある」「う~ん」「あとでゆっくり来ることも出来るし」「今じゃなくても」など話し合った結果、結局どちらも帰りたがっている。
「今すぐ帰ろう」と意見が一致したところで、駅まで歩き出す。

今回、ブカレストで私たちがいたところは、[Piata Romana]の周辺200mくらいの所だけであった。それしか見ていないのだが、雪は解けてシャーベット状になっていて道路の塵と混ざってすごく汚くなっていた。そしてはっきりしない天気と重なり、町を見た印象は、全部がグレー色に見えた。そんなにいい印象は残っていない。明るくなる前は、道路の上にイルミネーションがあり、すごくきれいだっただけに、とても残念に思った。
あとは、とても暖かく感じた。朝でも冷え込みはきつくなく、町中を歩くのに帽子は要らないくらいだ。そしていまだに運動靴で歩いている人を見かけた。

駅の手前100mくらいのところで、「バカウ、ピアトラニャムツ」といいながら白タク(?)が呼び込みをやっている。これは違法か合法かよくわからないが、とりあえずバカウまでいくらか聞いてみる。「4ドル」だそうだ。いつ出発するのか聞いたら、すぐに出発すると言う。車を見ると15人くらい乗れる小型のバス(メルセデス)である。結構きれいだ。「う~ん、これで帰ろうか」どうしようかとさんざん迷ったが結局乗り込んだ。
車に乗ってから、あたりを見回すと、いろいろな行先を言いながらそれぞれのバスにお客を誘導している。結構組織的にやっている。数十人以上いる会社(?)みたいだ。
10分くらいするとお客が一杯になりすぐに出発する。あとは無事にバカウに着いてくれるのを願うだけだ。

中国人街のピアッツァヨーロッパを通り過ぎ、ブカレスト郊外に順調に進んでいく。道路は乾いていて雪もぜんぜん無い。こんなことならば車でくればよかったかな、と少し後悔する。まあ次回は車にしよう・・・、でもバカウの雪はすごかったしな・・・、など考えているうちに疲れからか眠ってしまった。

多分、ブザウ(Buzau)、フォクシャニ(Focsani)と順調に過ぎて、途中のレストランで休憩をする。そこで二人とも起きる。外は、曇り空だが、雪もまったく無い。ここからバカウまでは60kmくらいだろうか、1時間も掛からずに到着するだろうと思った。しかしここからがすごかった。

休憩を終えてしばらく車を走らせていると、天候が急激に悪くなり、寒くなってきた。車の側面の窓ガラスの内側が凍って外が見えなくなってしまった。雪は少ししか降っていないが、風が出てきて降り積もった雪を舞い上がらせて一面真っ白にしていた。視界が悪くなり、スピードを落として走らないと危なくなってきた。所々、視界が相当悪いところがあり、前の車のテールランプさえもわからなくなるくらいすごい所もあった。バカウが近くなるにしたがって雪も相当降ってきた。やはり昨日とそれほど天候は変わっていなかった。結局2時間近く掛かりバカウに到着した。
ここでこの運転手は雪道に慣れていないのか、追突事故を2回も起こしてしまった。始めは、バカウに着いて信号で停車していた車にブレーキをかけたが止まれずに滑りながらドカンとやってしまった。車を脇に止めて相手の運転手といろいろやり取りしていたが、結局お金で解決したみたいだ。2回目はそこから300m行った所で、これも止まっている車に止まれずにドカンとやってしまった。また相手の運転手と話していたが、私たちはあきれてしまい、バス停も歩いていけるところまで来ていたので、そのまま車を降りてしまった。

バス停まで歩いて行く時に、雪が相当降ってきたので「そのままあの車に乗っていればよかったかな」、と一瞬思った。バス停に着き、ロマン行きのバスの時間は、と見ると2時間後になっている。そんなに待っていられるわけがなく、すぐに帰りたかったのでヒッチハイクで行こうと話す。運良くすぐに車が見つかった。ダンプカーだ。これは頼もしい、と思ったがスピードが極端に遅い、次から次へと車が抜かしていく。まあ贅沢を言ってもしょうがない。ゆっくりとのんびりと行ってもロマンには到着する。ロマンの町で一人1ドルを払い、降ろしてもらう。後は、歩いていけば帰れるのだが、結構歩くのに疲れてしまい、タクシーを拾ってしまった。家まで1ドルだ。というわけで何とか無事に家まで帰ることが出来た。家にはまた雪が10cmくらい降り積もっていた。

今回急いでブカレストへ行ってすぐに帰ってきてしまいました。じっくり見ることも無く何が何処に在るのかもぜんぜんわからなく帰ってきてしまいました。次回は、半径200mでなく半径1kmくらいは見てみようと思いました。そして今回カメラは持っていったのですが結局一枚も撮らなかったので、次回は写真も撮ろうと思いました。続編をご期待ください。
(2001/12/14)




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